すまいのお悩みQ&A
-
Q. 自分でできることから始める地震への備え
家の地震対策をしなくてはいけないなと気になっているのですが、大掛かりな耐震工事などにはなかなか手が付けられません。せめて、自分でできることがあればやってみたいのですが、何から始めればよいか知りたいです。
A.まずは家の中で長い時間を過ごす部屋を、ぐるりと観察してみましょう。背の高い家具の上に、重いものや割れ物などを積み上げていませんか?落下してきたときに危険を感じるものは、なるべく低い位置に収納しましょう。次に、出入り口付近をチェックしてください。もし家具等が転倒した場合に、ドアが開かなくなるような配置になっていませんか?その場合は、家具等の位置や向きを変えましょう。
まずは家の中で長い時間を過ごす部屋を、ぐるりと観察してみましょう。背の高い家具の上に、重いものや割れ物などを積み上げていませんか?落下してきたときに危険を感じるものは、なるべく低い位置に収納しましょう。次に、出入り口付近をチェックしてください。もし家具等が転倒した場合に、ドアが開かなくなるような配置になっていませんか?その場合は、家具等の位置や向きを変えましょう。
次に、ホームセンターなどで手に入れられるものを使って家具の固定をしてはいかがでしょうか。阪神・淡路大震災で亡くなった方のうち、死因の7割以上が窒息・圧死であったとのデータがあります。釘やねじを使って天井や壁に家具を固定することが基本ですが、粘着剤で固定するもの等もあります。さらに、床側にも滑り止めの転倒防止マットなどを併用すれば、より効果が高くなります。設置場所や家具にあったものを選びましょう。また、設置位置や方法などが間違っていると、せっかく取り付けても効果が発揮されないので、説明書をよく確認して慎重に取り付けてください。テレビや冷蔵庫などの大きな電化製品には固定ベルト等を使って、対策をしましょう。その他、窓や家具のガラス部に飛散防止フィルムを張る、家具の扉開放防止器具を取り付けることも対策になります。2024年11月11日現在