すまいのお悩みQ&A
暮らす
-
Q. カビができにくくするには?
部屋の隅や押し入れの中がカビだらけになって困ります。どうすればカビができにくくなりますか?
A.日本の伝統的な木造住宅は、目に見えないすき間も多く、室内の湿気が自然に逃げていくしくみになっていました。これに対し、現在の住宅、特に鉄筋コンクリートのマンションは気密性が高く、湿気が室内にこもりがちです。
カビが繁殖しやすい条件は、(1)栄養分がある(2)適度な温度以上である(3)湿気が多い、の3点です。栄養分について言えば、カビはでんぷん質をもっとも好みますが、これに限らず、布やコンクリートに付着したわずかな有機質でもエサにするので、完全な排除は困難です。また、気温が20度を超えるとカビは元気になりますから、この対策もむずかしいところです。
結局、カビ対策で一番重要なのは、住まいの湿気をいかに押さえることができるかです。そのため、晴れた日は空気の入れ替えをして湿気が内にこもらないようにします。部屋はもちろん、押入れなども戸やふすまを開けて空気を通してください。押入れは、床や壁にすのこなどですきまをつくり、空気の通り道をつくるのも効果的です。また、特に湿気が多くカビの生えやすい浴室は、使用後必ず換気窓を開けるか、換気扇を回して湿気を屋外に逃がすようにします。
2018年02月15日現在
-
Q. マンション耐震化促進事業って、どんな補助制度ですか?
神戸市には「マンション耐震化促進事業」という補助があると聞いたのですが、どういう要件の制度でしょうか
A.昭和56年以前の共同住宅の場合、まず神戸市が実施している無料診断を受けていただくことができます。しかし共同住宅の場合、この無料診断では建物の安全性を十分に判断することができないため、より精密な診断をする必要があります。これが「精密診断」です。
精密診断は共同住宅の管理組合や所有者が自ら有償で実施する必要がありますが、負担を軽減して精密診断の実施を進めていただくため、神戸市ではその費用の一部を補助する「マンション耐震化促進事業」を実施しています。
(共同住宅の管理組合や所有者が実施する精密診断にかかる費用の2/3あるいは戸数あたり4万円のうち低い額が補助)
ただし、事前に申請が必要になりますので、詳しくはすまいるネットまでお問合せ下さい。
2018年02月09日現在
-
Q. カラスの被害で困っています。有効な対策を教えてください。
最近カラスが増えたせいか、カラスにベランダやごみ置場をあらされたりして困っています。何かいい対策はありますか。
A.カラスに対する具体的な対策として、
下記のようなことがあります。(1)ベランダ
・餌を隠して蓄える「貯食」という習性があるので、植木鉢など隠し場所となるようなものを置かないようにする
・針金ハンガーを巣材として使うので、洗濯物を干さないときはしまうようにする
・ごみ箱を置く際には、ふたつきの容器を使う
・すぐ逃げられないような危険な場所には近付かないので、手すりなどに1m間隔にテグスを張る
(2)ごみ置場
・周囲にネットを設置し、石やロープなどで固定する
・ふたつきのゴミBOXに替える
・人が頻繁に来るところには近付かないので、ごみ出し時間を守る
・視覚で食べ物を判断するので、生ごみを袋に入れる際は新聞紙などでくるみ、外から見えないようにする
CDや目玉模様の鳥除けを置いているのをよく見かけますが、最初は効果があっても、カラスも次第に慣れてきて効果がなくなってきます。頻繁に場所や色を変えるように工夫をして、常にカラスに警戒させるようにしましょう。
2018年02月13日現在
-
Q. わたしのマンションで民泊されているかも。どうしたらいい?
分譲マンションの管理組合理事長をしています。最近、私のマンションに住人以外の人が出入するようになりました。夜中に騒ぐ、ゴミ出しルールを守らないなどのトラブルがあり、何度か注意しましたが、トラブルを起こす人は毎回違うため、一向に改善されません。いわゆる民泊を営んでいる可能性もあり、この部屋の区分所有者に改善を申し込みましたが、なしのつぶてです。まわりの区分所有者から何度も苦情が入り困っています。どう対応すれば良いのでしょうか(60代,男性)
A.分譲マンションは、複数の区分所有者で構成されており、円滑な運営を行う上で、住民同士の相互理解、協力が欠かせません。
また、平成30年6月に住宅宿泊事業法が施行されました。他の区分所有者から苦情が入っているとのことですが、同法の成立によって今後、住宅民泊事業(いわゆる民泊)がこれまで以上に行われる可能性があります。分譲マンションでのトラブルを防止するために、国土交通省では、「民泊を許容する場合」、「禁止する場合」の対応について、平成29年8月29日付けで「マンション標準管理規約」を改正し、マンション管理規約への記載を推奨しています。
今後の対応では、こうした標準管理規約をもとに、管理組合の理事会等で話し合い、民泊への対応を決めたうえで、マンション管理規約の変更(改正)をお薦めします。
なお、管理規約の変更前に適法に民泊が開始され、その後にマンション管理規約を変更(改正)しようとする場合には、区分所有法の「規約の設定、変更又は廃止が一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすときは、その承諾を得なければならない」ケースに該当する可能性があり、民泊を行っている方の承諾が必要となるおそれがありますので、早期にご検討ください。
マンションを運営していく上で、様々な問題が発生します。問題の発生を未然に防止する為にも、日頃からの区分所有者同士の良好なコミュニケーション形成に積極的に取り組んでください。
・国土交通省/マンション管理について2018年02月14日現在
-
Q. 薪ストーブのある暮らし
夫、3人の子供がいます。コロナ禍の中、夫が突然、都会の窮屈さが嫌になり、少し郊外の田舎の古民家を買って引っ越そうかと言ってきました。田舎暮らしには子供も私も抵抗はないのですがその古民家には薪ストーブがあり、都会育ちの私たちにとって、危ないのではと思っております。薪ストーブには憧れますが、本当に薪ストーブのある家を買っても大丈夫でしょうか?
-
Q. 冬場のガラスや壁に水滴がつきます。どう対策したらいい?
冬場、ガラスや壁に水滴がつき、びっしょりになります。どんな対策をしたらいいでしょうか?
A.湿気を含んだ暖かい空気が、冷たい壁やサッシなどに触れて冷やされ、水滴が付着することを結露といいます。放っておくとカビが生えたり、クロスがめくれたりしてきます。
結露を防ぐには、まず、水蒸気の発生を極力抑えることです。たとえば、結露したら困る部屋では、洗濯物を室内に干さない、鍋などの煮物をする時は必ず換気扇を回すなどがあげられます。
次に、室内の湿度を下げるために換気をする、除湿をすることが大切です。さらに、室温が高いとその中の空気にはたくさんの水蒸気を含むことができるので、室温を必要以上に上げないように気をつけます。
また、従来の日本家屋で一般的に使われてきた木材、畳、ふすま、障子といった湿度調節機能を持った材料を使うことも効果的です。
2018年02月15日現在
-
Q. 子どもや高齢者がすまいで事故に遭わないための対策は?
夫婦と高齢の親、まだ幼児の3世代で住んでいます。家のなかでの高齢者や幼児のけがを防ぐためには、どんな対策をしたらいいでしょうか?
A.住宅内の事故で多いものとしては、
下記のとおりです。(1)風呂場で溺れる、転ぶ
(2)廊下と部屋の段差につまづいて転ぶ
(3)階段を踏み外して落ちる
(4)ベランダから転落する
けがをする人も乳幼児と高齢者に集中しています。事故を防ぐには、ちょっとした工夫で効果を挙げることができます。
例えば
・風呂場、階段、廊下に手すりをつける
・床を滑りにくい材料に替える、滑り止めシートを貼る
・床の段差にすりつけ板を取り付ける
・ベランダの手すりを床から110cm以上の高さにする
・ベランダには台になるものを置かない
などです。
事故が起きる前に、早めに対策を講じてください。
2018年02月09日現在
-
Q. 不動産登記はいつまでに完了しなければいけませんか?
家を新築しましたが、新しい家はいつまでに登記を完了しなければいけませんか
-
Q. リフォームとあわせて耐震補強工事をしたい。
築30年になり、家屋も傷んできたので、リフォームを計画しています。リフォームと耐震補強工事を合わせて考えたいのですが、どうすればいいですか。
A.リフォームは、建物の老朽化や家族の成長、高齢化などをきっかけとして、今の生活を快適なものにするために行います。しかし、いくら快適な暮らしができても、すまいが安全なものでなければ安心して生活できません。耐震性に不安がある場合は、ぜひ耐震補強工事も検討してください。
リフォームと併せて耐震補強をするためには、まず、耐震診断を受けましょう。耐震診断は、信頼できる建築士に依頼することが重要です。神戸市では、昭和56年5月以前に建てられた住宅を対象に無料耐震診断を実施しています(ただし、一部診断できないものがあります)。診断結果が出たら、これをもとに、建築士などに依頼して、耐震性を考慮した適切なリフォーム計画を立てましょう。リフォームでは、間取りを変えたり、開放的にしたりするために、構造上重要な柱や壁を取り去るということも行いがちですが、地震に弱いすまいとなってしまっては大きな問題です。リフォーム後の耐震性について、建築士や工務店に十分確認し、納得のいくまで説明を受けてください。
耐震補強工事を行う場合には、工事費の補助や融資、税金控除等もありますので、ぜひご活用ください。
詳しくは、すまいるネットまでお問い合わせください。
2018年02月14日現在
-
Q. 薪ストーブのある暮らし
薪ストーブ生活で気をつけることはどんなことですか?
-
Q. アスベストが使われているか調べたい。
健康被害をもたらすと社会問題となったアスベストが、自分の住んでいるマンションに使われているかどうか調べたいのですが、どうすればいいですか?
A.アスベストとは、石綿(せきめん、いしわた)とも呼ばれている天然に産する繊維状けい酸塩鉱物です。アスベストの繊維は、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺ガンを起こす可能性がありますが、あること自体がただちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが健康被害の原因となります。
アスベストが建物に使われているかどうかを調べるには、まず建築士に頼んで建物の設計図書で確認し、現地調査をしてもらってください。その上で、アスベスト使用の疑いがあれば、本当に含まれているかどうか疑いのある部分(試料)を少し採ってを分析します。
神戸市では、吹付け材にアスベストが含まれているかどうかを分析するための費用や除去等の工事に要する費用の一部を助成する制度があります。
詳しくは、神戸市ホームページ、または神戸市安全対策課(TEL078-595-6570)までお問合せください。
2018年02月15日現在
-
Q. ピッキング対策など、自分で出来る簡単な防犯対策は?
最近近所でピッキングによる空き巣被害が出ました。普段からできる防犯対策を教えてください。また、ピッキング以外の空き巣への対策も教えてください。
A.ピッキングは、ドアの鍵穴に特殊な工具を差し込んで錠を開ける手口を言いますが、その他のドアからの侵入方法では、ドリルでドアに穴を開けてサムターンを回す「サムターン回し」や バール等の用具をドアの隙間に入れてこじ開けるなどの手口があります。泥棒は通常侵入に10分以上かかる場合、侵入をあきらめるケースが大半です。補助錠を付けて侵入に時間がかかれば、犯行を諦めさせる効果が高くなりますので、補助錠を付けることをお勧めします。
また窓からの侵入を防ぐために、窓に面格子を付けたり、ガラスに防犯フィルムを貼り付けるなどの対策が効果的です。
2018年02月09日現在