すまいのお悩みQ&A
暮らす : すまいの安全対策
-
Q. 放火による火災を防ぐために、予防策はありますか?
近所で放火事件が起き、非常に不安です。放火に対して、何か予防できることはありませんか
A.個人での予防も重要ですが、地域ぐるみで以下のことに取り組むようお勧めいたします。
1.地元消防団等を核とした防犯パトロールを定期的に行う。
2.家の周囲に燃えやすいもの(収集日時以外の可燃ゴミなど)を置かないようにする。
3.放火は、夜間や人気のない場所でよく発生するので、街灯や門灯をつける。
4.空き家、物置・車庫などは、外部からの侵入が容易で人目につきにくく、放火の対象として狙われやすいので、必ず鍵をかける。
5.郵便箱に放火されることもあるので、郵便受けに郵便物を溜めない。
6.車やバイクなどのボディーシートは、燃えにくい材料(防炎製品)を使用し、自転車の荷かごや荷台に可燃物を残さない。
-
Q. 地震時の家具は「危険‼」
木造住宅に家族4人で暮らしています。高齢者もいるので地震が来た時の心配をしています。昨年、耐震補強工事は補助金を利用して行いましたが、室内の家具や電化製品などが気になっています。
A.全国色々なところで地震が発生しています。今後30年以内にかなり高い確率で発生すると言われている南海・東南海地震は、阪神間にも大きな影響及ぼす可能性があります。耐震性のある建物にするのはもちろんですが、室内の家具を固定することも、家族を守る備えとしてとても大切なことです。
室内に置かれている家具や電化製品などが大きな地震の時に転倒したり、動かないと思っていた冷蔵庫が横滑りしたり、台の上に置いている電化製品が落下したりします。高層階の住宅では、テレビや電子レンジが飛んできたというようなこともあったようです。建物に大きな被害がなくても、家具の転倒や移動により通路がふさがれたり、ドアを開けられずに逃げ遅れたり、倒れ掛かってきてケガをするようなことにもなりますので、家具の配置と固定はとても大切なことです。 -
Q. 家の後に裏山があり、土砂災害が不安です。注意しておくことは?
家の裏山で土砂災害が起きないか不安です。日ごろから注意しておく点があれば教えてください。
A.土砂災害には大きくは土石流、地すべり、がけ崩れがあり、人命や住宅、田畑に甚大な被害をたびたび発生させます。以下の現象が、兆候として現れることがあります。
1.土石流は谷や斜面にたまった土・石・砂が、豪雨の影響で雨と一緒に大量に流れ出すことをいいます。流れも速く、かなりの破壊力があります。
・わき水の量が増える
・川が濁ったり、流木が混ざる
・雨が降っているのに、川の水位が下がり始める
2.地すべりは地下水の影響などから、緩やかな斜面で地面が滑り出すことをいいます。大規模な場合は、住宅ごと滑り出す場合があります。
・斜面や地面にひび割れが出る
・地鳴り音がする
・斜面から水が吹き出る
3.がけ崩れはがけの地面に水がしみ込み、弱くなった斜面が突然崩れ落ちることをいいます。住宅を押しつぶして人が生き埋めになるなど、非常に危険です。
・斜面や地面にひび割れができる
・地鳴り音がする
以上のような現象が現れましたら、危険ですので早めに安全な場所に避難してください。
-
Q. 地震に備えて家具の配置と固定をしたい
地震に備えて家具の配置と固定をしたいです。どうしたらよいでしょうか。
A.タンスなどの大きな家具はできるだけ作り付けのクローゼットなどに移し、部屋には家具を置かないようにしましょう。どうしても生活空間に置く場合は、転倒や落下・移動した場合でも通路をふさがない、扉の開閉にも影響しないような位置に置くようにしましょう。そのうえで転倒・落下・移動防止対策として家具の固定をしましょう。固定は家具の後ろの壁の骨組みにL型金物とビスによりしっかりと止付けるのが最も効果があります。2段積みの家具は上下もしっかり繋いでおきましょう。電化製品で金物が使えない場合は、転倒防止ベルトやチェーンなどで固定しますが、取扱い説明書をご覧になるか、詳しくは製品メーカーに問い合わせてください。
一般的な家具固定の工事の依頼先がわからない場合は、すまいるネットにお問合せください。