すまいのお悩みQ&A
暮らす
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Q. 放火による火災を防ぐために、予防策はありますか?
近所で放火事件が起き、非常に不安です。放火に対して、何か予防できることはありませんか
A.個人での予防も重要ですが、地域ぐるみで以下のことに取り組むようお勧めいたします。
1.地元消防団等を核とした防犯パトロールを定期的に行う。
2.家の周囲に燃えやすいもの(収集日時以外の可燃ゴミなど)を置かないようにする。
3.放火は、夜間や人気のない場所でよく発生するので、街灯や門灯をつける。
4.空き家、物置・車庫などは、外部からの侵入が容易で人目につきにくく、放火の対象として狙われやすいので、必ず鍵をかける。
5.郵便箱に放火されることもあるので、郵便受けに郵便物を溜めない。
6.車やバイクなどのボディーシートは、燃えにくい材料(防炎製品)を使用し、自転車の荷かごや荷台に可燃物を残さない。
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Q. 省エネにつながる、夏の暑さ対策は?
例年夏の暑さがひどく、エアコンを一日中つけっぱなしにしていることが多いので電気代が気になります。省エネにつながる、夏の暑さ対策に有効な方法を教えて下さい。
A.夏の暑さ対策として、最近では高気密・高断熱の住宅が多く見られますが、上手に対策を行なわなければ家の中に熱がこもってしまい、快適な住環境とは言えなくなってしまいます。一般的な木造住宅の場合、「窓」などの開口部からの日差しによる熱の侵入が、実に70%程度とも言われています。そして屋根が熱せられることによる熱の進入は10%程度。もちろん、あたたかい空気は上に向かう性質があるので、建物の上に向かうほど熱はこもりがちになります。また、夏だけでなく冬も同じように、外気の影響を一番受けやすいのは「窓」ということになります。ですから、窓から熱が家の中に入り込むのを防ぐことがとても大切なのです。
窓などの開口部から外気の熱が入り込むのを防ぐ方法として、様々な方法がありますが、ここでは「スダレ」「緑のカーテン」についてお話します。
日射が直接あたる場所では、「スダレ」「緑のカーテン」は効果的です。
「スダレ」は窓に直接取り付けるのではなく、窓や壁面から離して設置しましょう。スダレ自身が日射により暖まり、その熱を建物や窓に伝えない工夫です。建物から離れたところで日射を遮ることで、建物とスダレの間を空気が通り抜け、スダレの熱が伝わりにくくなり日陰効果が増します。更にスダレに少し散水することで、スダレの内側は気化熱で温度が下がります。
「緑のカーテン」は、ゴーヤなどのツル性植物を、窓の外や壁面に張ったネットなどに這わせてカーテンのように覆ったものを言い、植物の蒸散(植物の中の水が気体の水蒸気となって出ていく現象)という働きのおかげで、散水したスダレと同じ効果があります。
この他に「窓ガラス断熱シート」や「複層ガラス」などと併せて使うことでより高い効果が見込まれます。
省エネ対策として、夏の日中は、家庭の電力使用の半分以上をエアコンが占めます。「室温は28℃」を目安に、それを上回らないよう、エアコンや扇風機などを上手に使いましょう。
ポイントとして、1.フィルターをこまめに掃除する2.室外機のまわりに物をおかない3.室外機への日射を遮るなどがあります。「スダレ」や「緑のカーテン」で室外機を覆えば、省エネにつながる効果的な暑さ対策ができます。
熱中症には十分に気をつけて、上手に暑さ対策を行ってください。
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Q. 空き家を売却する前に確認することは?
父が亡くなり、実家が空き家になり、売却したいと考えています。この家の敷地は公道に接する間口が狭く『未接道物件』と聞いた事があります。自治会長に挨拶に行ったところ、隣人が「家庭菜園をしたいので更地であれば引き取りたい」と言っていたとのことです。周辺も空き家が目立ちます。どうすればよいでしょうか。
A.まずは、所有地の前面道路を確認しましょう。未接道の空き家の場合、家を解体して更地にしてしまうと、新たな家を建築出来なくなる場合もあり注意が必要です。都市計画区域内で建物を建てる時には、敷地が建築基準法上の道路に原則として2メートル以上接していなければなりません。これは火災時の避難路や採光・通風を確保する目的があります。見た目は舗装された道路でも、建築基準法上の道路に該当しない場合があります。
前面道路を調べるには、その敷地を所轄する役所の道路担当課に問い合わせ下さい。神戸市内の場合、市のホームページまたは、神戸市建築指導部建築安全課に設置されている端末で確認出来ます。また、隣接地も未接道でかつ売却を希望する場合、敷地を合わせることで接道条件を満たし、土地の価値が上がる事もあります。そのような場合、隣接地の所有者と同時に売却することを提案してもよいでしょう。
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Q. 大きな自然災害に備えて
テレビで近い将来南海トラフ地震の起こる可能性が高いと報道されています。どのような事に備えれば良いか教えて下さい。
A.気象庁の発表によると、2023年には日本全国で震度5弱以上の地震が9回発生しましたが、2024年は現在までに20回以上の震度5弱以上の地震が報告されています。また、南海トラフ地震は今後30年以内にマグニチュード8~9クラスの地震が70~80%の確率で発生し、広い範囲で激しい揺れと津波による被害が起こる可能性があると予測されています。不安はたくさんありますが、普段から自身の身を守ることを意識しておくことが大切です。まずは自然災害が起きても慌てないよう、住んでいる地域の危険性や避難場所をハザードマップで確認しておきましょう。災害ごとに避難場所が指定されているため、その場所までのルートや避難にかかる時間を把握しておくと安心です。あわせて家族内で連絡方法の確認や非常用持ち出し袋の用意、食料品の備蓄も重要です。備蓄している食料品は賞味期限まで置いておくのではなく、定期的に消費し食べた分を買い足すローリングストック法を活用することで、備蓄が日常生活に取り入れやすくなります。
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Q. 家の後に裏山があり、土砂災害が不安です。注意しておくことは?
家の裏山で土砂災害が起きないか不安です。日ごろから注意しておく点があれば教えてください。
A.土砂災害には大きくは土石流、地すべり、がけ崩れがあり、人命や住宅、田畑に甚大な被害をたびたび発生させます。以下の現象が、兆候として現れることがあります。
1.土石流は谷や斜面にたまった土・石・砂が、豪雨の影響で雨と一緒に大量に流れ出すことをいいます。流れも速く、かなりの破壊力があります。
・わき水の量が増える
・川が濁ったり、流木が混ざる
・雨が降っているのに、川の水位が下がり始める
2.地すべりは地下水の影響などから、緩やかな斜面で地面が滑り出すことをいいます。大規模な場合は、住宅ごと滑り出す場合があります。
・斜面や地面にひび割れが出る
・地鳴り音がする
・斜面から水が吹き出る
3.がけ崩れはがけの地面に水がしみ込み、弱くなった斜面が突然崩れ落ちることをいいます。住宅を押しつぶして人が生き埋めになるなど、非常に危険です。
・斜面や地面にひび割れができる
・地鳴り音がする
以上のような現象が現れましたら、危険ですので早めに安全な場所に避難してください。
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Q. 耐震診断を受けたけれど、これからどうしたらいいの?
神戸市で無料の耐震診断を受けたところ、1階東西方向が「0.6」で弱いといわれました。我が家は木造2階建ですが、今後どう対処したらいいでしょうか?
A.耐震診断は、古い構造基準(特に昭和56年以前)で設計された建物を、今の耐震基準に照らし合わせて、どのくらいの耐震性があるかを調べるものです。診断は、階別、方向別に評価します。各階及び方向ごとに壁の強さ(保有耐力)を集計し、その値が大地震で倒壊しないために必要とする強さ(必要耐力)以上であるかを判定します。
まず、柱で囲まれた壁の材質や筋かいの有無、基礎、柱の取り付け状態などで壁の強さを算出します。加えて、壁の配置バランスや、屋根や外壁の劣化状況などにより減点した値が建物の持つ耐力です。一方、大地震でも倒壊しないために必要な耐力は、面積、形状などから階ごとに算出します。この必要な耐力に対して、評価する建物の持つ耐力の割合を上部構造評点といい、階別、方向別に算出したもののうち最小の値で総合評価を行います。総合評価では、1.5以上を『倒壊しない』、1.0以上?1.5未満を『一応倒壊しない』、0.7以上~1.0未満を『倒壊する可能性がある』、0.7未満が『倒壊する可能性が高い』と判定しています。
相談者様の診断書では、1階東西方向が最も小さい値の0.6のようですので、総合評価が0.6となっています。これは、今の耐震基準のおおよそ60%の強さとなり、大地震で『倒壊する可能性が高い』状態です。
対策としては、住宅の南側はどうしても窓を多く設けたいので、壁が少なくなり東西方向に弱い結果となる傾向があります。今ある壁に筋かいを入れ強くしたり、南側の窓を小さくして壁を作るなど様々な補強方法が考えられます。どのような補強が有効か、建築士とよく相談してみましょう。
神戸市では、耐震改修工事を実施中のお宅を見学する、耐震改修オープンハウスも不定期で実施しています。ご希望の方は「すまいるネット」までご連絡ください。また、この耐震診断や耐震改修工事に対して、兵庫県や各市町で様々な補助制度がありますので、ぜひこの制度を利用し家族の安全に努めましょう。
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Q. 夏の暑さ対策 エアコンと換気
マンション住まいで、夏の暑さに困っています。留守中に室内に熱がこもり、帰宅後エアコンをつけても中々涼しくなりません。何かよい対策はありませんか。
A.マンションの多くは鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造という構造で、木造に比べて気密性が高く、断熱性にも優れています。そのため部屋に熱が一旦蓄積されると、その熱が逃げにくく、夏になるとどうしても室内の温度が高くなる傾向があります。帰宅後すぐにエアコンのスイッチをいれたくなりますが、まず窓を開けて部屋にこもった熱気を外に出した後にスイッチをいれるようにしましょう。できれば対角線上に2つの窓を開けて空気を循環させましょう。窓が1つしかない部屋の場合は、サーキュレーター(空気循環器)や扇風機を窓に向けて置き、室内の空気を窓の外へ押し出すようにすると空気が循環します。
また、換気後もエアコンとサーキュレーターや扇風機を併用したほうが早く室温を下げることができます。
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Q. 防災のために備えられる事はありますか
防災のために建物について備えられる事はありますか
A.建物や宅地の点検、室内の工夫も防災に繋がります。雨どいや側溝などにゴミが溜まってないか、屋根や塀、擁壁に変化がないかなど自分で自宅周辺を日ごろから点検するよう心がけましょう。点検することは自分の身を守るだけでなく、誰かに被害を与えてしまうことを防ぐ事にも繋がります。また、室内の工夫としては家具を金具で固定したり、キャスター付きの家具を受け皿に置くことで家具の転倒・移動・落下の防止に効果的です。ガラス窓や棚に飛散防止フィルムを貼ったり、廊下に家具や荷物を置かないといった少しの工夫も避難経路の確保につながります。何か気になることは専門家へご相談下さい。神戸市には市民の皆様がすまいに関して相談できる「神戸市すまいの総合窓口(すまいるネット)」があります。すまいのお困りごとはぜひご相談ください。
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